
「え、京王バスで現金が使えなくなる?」
そんな噂を耳にした府中市民の方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、これは本当の話です。
京王電鉄バスグループが「完全キャッシュレスバス」の導入を正式に発表しました。2025年10月28日から調布営業所管内の路線で順次スタートし、府中市内を走る京王バスも今後対象になる可能性が高まっています。
この記事では、府中市民の皆さんが気になる疑問や不安を解消するため、京王バスのキャッシュレス化について詳しく解説していきます。
京王バスのキャッシュレス化、いつから始まる?
京王電鉄バスグループは、2025年10月28日から段階的に完全キャッシュレス化をスタートします。まずは調布営業所が管轄する路線が対象となり、その後順次拡大していく予定です。
府中市内を走る京王バスについても、今後のスケジュールが発表され次第、対象路線に含まれる可能性があります。普段から京王バスを利用している方は、早めに準備を始めておくと安心です。
詳しい情報は京王バスの公式サイトで随時更新されていますので、定期的にチェックすることをおすすめします。
キャッシュレス化後、どんな支払い方法が使える?
完全キャッシュレス化が実施されると、現金での支払いは一切できなくなります。では、どのような支払い方法が利用できるのでしょうか?
- 交通系ICカード(PASMO、Suica、ICOCA、manacaなど全国相互利用対応の10種類)
- クレジットカード(今後対応を拡大予定)
- 定期券(従来通り利用可能)
- シルバーパス(高齢者の方は引き続き使えます)
最も一般的な支払い方法は、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードです。
すでに多くの方が持っているかと思いますが、まだお持ちでない方は、駅の窓口や券売機、コンビニなどで購入できます。
また、スマートフォンをお持ちの方は、モバイルSuicaやモバイルPASMOといったアプリをダウンロードすれば、カードを持ち歩く必要もありません。スマホをかざすだけで支払いが完了するので、とても便利です。
クレジットカード決済については、今後対応を拡大していく予定とのことですが、具体的な時期やブランドについてはまだ発表されていません。続報を待ちましょう。
府中市民が気になるQ&A
京王バスの完全キャッシュレス化について、府中市民の皆さんから寄せられそうな疑問や不安にお答えします。
Q. 乗った後にICカードの残高不足に気づいたらどうなる?
「バスに乗ってから、ICカードの残高が足りないことに気づいたらどうしよう…」という不安をお持ちの方もいるでしょう。
安心してください。京王バスのシステムでは、乗車時にICカードをタッチした時点で、残高やカードのエラーがわかる仕様になっています。つまり、バスに乗った瞬間に残高不足かどうかが判明するので、乗車後に慌てることはありません。
また、2027年度までは車内でのチャージ機能も継続される予定です。ただし、将来的には車内チャージも廃止される方向なので、駅やコンビニ、駅構内のチャージ機などで事前にチャージしておく習慣をつけておくことをおすすめします。
さらに便利なのが、クレジットカードと紐付けた「オートチャージ機能」です。これを設定しておけば、残高が一定額を下回ったときに自動的にチャージされるため、残高不足の心配がなくなります。
Q. 家族や友人の分もまとめて払える?
「子どもや高齢の親と一緒にバスに乗るとき、自分のICカードでまとめて支払えるの?」という疑問も多いでしょう。
結論から言うと、まとめて支払うことは可能です。降車時に運転士さんに「○人分払います」と伝えれば、1枚のICカードで複数人分の運賃を支払うことができます。これは現在も対応しているサービスで、キャッシュレス化後も継続される見込みです。
家族でのお出かけや、ICカードを持っていない友人と一緒にバスに乗る場合でも安心ですね。ただし、事前に残高が十分あるか確認しておくことをお忘れなく。
Q. ICカードを持っていない人はどうすればいい?
「今までずっと現金で払っていたので、ICカードを持っていない」という方もいらっしゃるでしょう。特に高齢の方や、普段バスをあまり利用しない方に多いかもしれません。
対応方法はいくつかあります。
- 駅の窓口や券売機でPASMOやSuicaを購入する(デポジット500円が必要ですが、カード返却時に返金されます)
- コンビニでもICカードを購入できます
- スマートフォンをお持ちの方は、モバイルSuicaやモバイルPASMOのアプリをダウンロードする
- クレジットカード決済が拡大されるのを待つ(ただし具体的な時期は未定)
- 地方の交通系ICカード(manacaやICOCAなど)も全国相互利用対応なので使えます
観光で府中を訪れる方や、普段はバスを使わないけれど時々利用するという方は、事前にPASMOやSuicaを用意しておくことを強くおすすめします。一度購入してしまえば、京王バスだけでなく、電車やコンビニなど様々な場所で使えるので便利です。
Q. 機械が故障したらどうなる?
「キャッシュレス専用になって、機械が故障したら乗れなくなるんじゃない?」という心配の声もあるかもしれません。
実は、京王バスによると、現金対応の運賃機のほうが故障が多いのが実情だそうです。現金を扱う機械は硬貨や紙幣の詰まりなどのトラブルが起きやすく、メンテナンスにも手間がかかります。
一方、キャッシュレス専用の機器はシンプルな構造のため、むしろ故障のリスクは減る可能性があるとのこと。万が一トラブルが発生した場合も、京王バスとして適切な対応を準備しているはずです。
Q. 高齢者でも使いこなせる?
「自分の親や祖父母がちゃんと使えるか心配」という声もよく聞かれます。
実は、ICカードの使い方は驚くほど簡単です。乗車時と降車時に、カードリーダーにICカードを「ピッ」とかざすだけ。小銭を数えたり、お釣りを受け取ったりする必要がないので、慣れてしまえば現金よりも楽だと感じる高齢者の方も多いようです。
また、70歳以上の方が利用できるシルバーパスは、キャッシュレス化後もそのまま使えます。シルバーパスをお持ちの方は、特に新しい準備をする必要はありません。
なぜ今、キャッシュレス化するの?3つの理由
「なぜわざわざ現金を使えなくするの?」と疑問に思う方もいるでしょう。京王バスが完全キャッシュレス化に踏み切る背景には、いくつかの重要な理由があります。
理由1:運転手不足が深刻化している
日本全国でバスの運転手不足が深刻な問題となっています。京王バスも例外ではありません。
現金対応をやめることで、運転手さんの業務負担を大幅に軽減できます。具体的には、以下のような作業が不要になります。
- 運行前後の現金の確認・集計作業
- 釣り銭の準備と管理
- 現金の入金・両替対応
- 現金管理に関する事務処理
これらの作業がなくなることで、運転手さんはより運転に集中でき、安全性の向上にもつながります。また、業務の負担が減れば、運転手という職業の魅力も高まり、人材確保にも好影響が期待できます。
理由2:すでにほとんどの人がキャッシュレスを利用している
「現金が使えなくなったら困る人が多いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
京王バスの現金利用率は、2024年度でわずか3.9%という数字が出ています。つまり、約96%の利用者がすでにICカードや定期券などのキャッシュレス手段で支払いをしているのです。
この数字を見れば、キャッシュレス化によって影響を受ける人は実はごく少数であることがわかります。むしろ、大多数の利用者にとっては、現金対応のために発生していた待ち時間などが解消され、より快適にバスを利用できるようになると言えるでしょう。
理由3:乗り降りがスムーズになり、定時運行に貢献
現金での支払いは、どうしても時間がかかります。小銭を探したり、お釣りを受け取ったりする間、後ろの乗客は待たなければなりません。
ICカードなら「ピッ」と一瞬で支払いが完了します。一人あたりの乗降時間が短縮されることで、バス全体の運行がスムーズになり、定時運行の実現にもつながります。
特に朝夕の通勤通学時間帯など、多くの乗客が乗り降りする時間帯では、この差が大きな影響を及ぼします。キャッシュレス化は、利用者全体の利便性向上にもつながるのです。
法的に問題ないの?現金お断りは合法?
「お店で『現金お断り』って、法律的に大丈夫なの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から言うと、2024年に国土交通省の規定が改正され、バス会社が支払い方法を指定できるようになりました。つまり、完全にキャッシュレスにすることも法律上問題ないのです。
実は、国土交通省もバスのキャッシュレス化を推進している立場です。運転手不足の解消や業務効率化、利用者の利便性向上といった観点から、キャッシュレス化は国としても歓迎すべき取り組みと位置づけられています。
すでに京王バス以外でも、全国各地でバスのキャッシュレス化が進んでいます。これからの時代、バスの完全キャッシュレス化はますます広がっていくでしょう。
府中市民へのアドバイス:今からできる準備
京王バスの完全キャッシュレス化に向けて、府中市民の皆さんが今からできる準備をまとめました。
1. PASMOやSuicaを1枚持っておこう
まだICカードを持っていない方は、今のうちに1枚購入しておくことをおすすめします。京王線の駅や府中駅などで簡単に購入できます。
記名式のPASMOなら、紛失時に再発行も可能です。子どもには「小児用PASMO」もあるので、家族全員分を揃えておくと便利です。
2. オートチャージ設定が便利
クレジットカードと紐付けてオートチャージ設定をしておけば、残高不足の心配がなくなります。
- PASMOオートチャージは京王パスポートカードなど対応のクレジットカードが必要
- Suicaオートチャージはビューカードなどが対応
- 設定した金額を下回ると、自動改札通過時に自動的にチャージされる
- チャージ金額や残高の下限は自分で設定できる
一度設定してしまえば、残高を気にする必要がなくなるので非常に便利です。
3. シルバーパスをお持ちの方はそのままでOK
70歳以上の方が利用できる東京都シルバーパスは、キャッシュレス化後もそのまま使えます。新たに何か購入したり、手続きをしたりする必要はありません。
シルバーパスをお持ちの方は、今まで通り安心してバスをご利用ください。
4. スマホのモバイルSuica/PASMOも便利
スマートフォンをお持ちの方は、モバイルSuicaやモバイルPASMOのアプリをダウンロードするのもおすすめです。
- カードを持ち歩く必要がない
- スマホの画面で残高がすぐ確認できる
- アプリ上でいつでもチャージできる
- 紛失の心配が少ない(スマホにロックをかけていれば安全)
特に若い世代の方は、モバイル決済に慣れている方も多いでしょう。財布を持たずにスマホ一つで出かけられるのは便利です。
5. 家族で情報を共有しよう
高齢のご両親や祖父母と同居している方、あるいは近くに住んでいる方は、この情報を家族で共有しましょう。
「急に現金が使えなくなって困った」ということがないよう、早めにICカードを用意したり、使い方を教えてあげたりすることが大切です。
実際にバス停や駅で一緒にICカードをタッチする練習をしてみるのも良いでしょう。「ピッ」とかざすだけという簡単さを実感してもらえれば、不安も解消されるはずです。
まとめ:変化に備えて、賢く準備しよう
京王バスの完全キャッシュレス化は、もはや避けられない流れです。2025年10月からスタートし、府中市内の路線も遅かれ早かれ対象になるでしょう。
確かに、長年慣れ親しんだ現金払いができなくなることに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、ICカードの利用は想像以上に簡単で、慣れてしまえば現金よりも便利だと感じる方が多いのも事実です。
今回のキャッシュレス化は、運転手不足という社会問題の解決や、バスサービスの質の向上、そして私たち利用者の利便性向上にもつながる取り組みです。
早めに準備を始めて、変化をスムーズに受け入れられるようにしましょう。PASMOやSuicaを1枚持っておくだけで、バスだけでなく電車やコンビニなど、日常生活のあらゆる場面で便利になります。
今後も京王バスの公式サイトや府中市の情報をチェックして、最新の動向を把握しておくことをおすすめします。
府中市民の皆さんが、これからも快適にバスを利用できることを願っています。
※この記事は2024年12月19日の報道をもとに作成しました。最新の情報は京王バス公式サイトでご確認ください。