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大國魂神社の摂社・末社まとめ|どこで何を祈願できる?参拝箇所について

大國魂神社の摂社・末社まとめ|どこで何を祈願できる?

大國魂神社は本殿だけでなく、境内やその周辺に数多くの摂社・末社があります。安産、酒造、芸能、金運など、それぞれ異なるご利益で知られており、本殿の参拝とあわせて巡る方も少なくありません。

この記事では、大國魂神社公式サイトの「境内のご案内」をもとに、境内にある社と、少し離れた場所にある社を分けて、祭神や由緒、位置をまとめました。

大國魂神境内参拝箇所

「摂社」「末社」とは?

摂社(せっしゃ)とは、本社の祭神と関係の深い神様を祀る神社のことです。本社の祭神の后神や御子神、あるいは本社の由緒に直接関わる神様が祀られているケースが多く、本社に準じる位置づけとされています。

末社(まっしゃ)とは、摂社ほど本社との関係は深くないものの、本社の境内やその周辺に祀られている小規模な神社のことです。地域の人々の信仰によって祀られてきた神様や、他の神社から御分霊を受けて祀られている神様などが多く見られます。

大國魂神社の場合、宮乃咩神社は本社と創立が同時代とされ、摂社に位置づけられています。一方、松尾神社や巽神社、住吉神社・大鷲神社などは、後の時代に別の神社から御分霊を受けて祀られたもので、末社にあたります。

※摂社・末社の位置づけは神社によって歴史的な経緯が異なり、明確な線引きが難しい場合もあります。個々の社が公式に摂社・末社のどちらに分類されているかについて、大國魂神社公式サイトに明記がない社もあるため、本記事では便宜上「摂社・末社」とまとめて表記しています。正式な分類が気になる方は、社務所へ直接お問い合わせください。

概要:大國魂神社の主な摂社・末社一覧

社名 祭神 例祭 位置
宮乃咩神社 天鈿女命 7月12日 境内(参道途中)
松尾神社 大山咋命 9月13日 境内
巽神社 市杵嶋姫命(弁財天) 4月1日 境内(本殿の南東)
水神社 水波能売命 ―(公式サイトに記載なし) 境内
稲荷神社(神戸稲荷神社) ―(公式サイトに祭神の記載なし) 境内
住吉神社 表筒男命・中筒男命・底筒男命 10月1日 境内
大鷲神社 大鷲大神 11月の酉の日 境内(住吉神社に合祀)
東照宮 徳川家康公 6月1日 境内
国府八幡宮 応神天皇 8月15日 府中市八幡町2-33(境外)
坪宮 兄多気比命 2月15日 府中市本町2-12(境外)
瀧神社 加茂別雷命・玉依姫命・加茂建角身命 4月1日 府中市清水が丘2-37-1(境外・本社より東へ約1.5km)
天神社 少彦名命 ―(公式サイトに記載なし) 府中市宮町3-21-1(境外・本社より東へ約500m)

※祭神・例祭日は大國魂神社公式サイト「境内のご案内」の情報をもとにしています。記載のない項目は公式サイトで確認できなかったため、断定を避けています。

見どころ・特徴:境内にある摂社・末社

宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)

祭神は天鈿女命。創立は本社と同時代と伝わり、演芸の神、安産の神として信仰されています。源頼朝の妻・北条政子が安産を祈願したという伝承があり、例祭の7月12日には安産特別祈願祭が行われます。参道の途中、大鳥居から随神門へ向かう道の脇に鎮座しています。

松尾神社(まつおじんじゃ)

祭神は大山咋命。寛政12年(1800年)、武蔵国の醸造家の求めにより京都の松尾大社から勧請されました。酒・醤油・味噌・麹などを扱う業者や、開拓に携わる人々からの信仰が厚い神社です。鳥居は文化4年(1807年)の建立で、奉納した醸造家の名前が刻まれています。

巽神社(たつみじんじゃ)

祭神は市杵嶋姫命、俗に弁財天として知られています。もとは市川にあった「市神社」で、本殿から見て辰巳(南東)の方角に遷座されたことから「巽神社」と呼ばれるようになりました。花柳界からの信仰が厚いとされています。

水神社(すいじんじゃ)

祭神は水波能売命。創立年代は不明ですが、現在の社殿は嘉永2年(1849年)のものです。深井戸から汲み上げた地下水が竜頭口から流れ出ており、御水取りに訪れる参拝者で賑わいます。もとは境外末社の瀧神社から御霊分けを受けています。

稲荷神社(神戸稲荷神社)

旧町内・神戸(ごうど)の人々に古くから崇敬されてきた神社で、「神戸稲荷神社」とも呼ばれます。参道入口近くに鎮座しています。

住吉神社・大鷲神社

住吉神社の祭神は表筒男命・中筒男命・底筒男命で、大阪の住吉大社から御分霊を受けています。海上守護・除災招福の神として、また府中近郊の油商人らによって「油の神」としても信仰されました。

大鷲神社の祭神は大鷲大神で、大阪堺の大鳥神社から御分霊を受けています。現在は「おとりさま」として開運・商売繁盛の神とされ、毎年11月の酉の日には熊手市が立ち、多くの参拝者で賑わいます。

東照宮(とうしょうぐう)

祭神は徳川家康公。元和4年(1618年)、二代将軍・徳川秀忠の命により造営されました。家康の没後、遺体を駿河国久能山から下野国二荒山へ遷す途中、この地で一夜を過ごしたという故事に基づいています。平成26年(2014年)に府中市指定有形文化財に指定されました。

見どころ・特徴:境内から少し離れた場所にある社

大國魂神社には、本社の境内から少し離れた場所に鎮座する社もあります。あわせて参拝する場合は、距離と場所を確認しておくと安心です。

国府八幡宮(こくふはちまんぐう)

祭神は応神天皇。聖武天皇の時代に、各国に一国一社の八幡宮として創立されたと伝えられています。京都の石清水八幡宮が皇城の守護神であるのと同じく、国府の守護神として建てられたため、社殿は西向きになっています。所在地は府中市八幡町2-33です。

坪宮(つぼのみや)

祭神は兄多気比命で、武蔵国の初代国造とされる人物です。代々の国造がこの社に奉仕し、その霊を祀ってきました。5月5日のくらやみ祭では、神輿渡御の際にこの坪宮から奉幣を献ずる「国造代奉幣式」が現在も行われています。所在地は府中市本町2-12です。

瀧神社(たきじんじゃ)

祭神は加茂別雷命・玉依姫命・加茂建角身命。本社から東へ約1.5km、清水が丘のハケ(崖線)に鎮座しています。境内東側の滝は水が絶えないことから「お滝神社」とも呼ばれ、5月5日のくらやみ祭では、神事にあたる神職がこの滝で心身を清めます。鳥居脇のけやきの御神木は「府中の木百選」に選ばれています。所在地は府中市清水が丘2-37-1です。

天神社(てんじんじゃ)

祭神は少彦名命。本社から東へ約500m、天神山と呼ばれる小高い場所に鎮座しています。かつては東京競馬場の移転前、天神山はさらに東へ広がる岡でしたが、現在は縮小されています。国造の墳墓跡ではないかという説もあります。所在地は府中市宮町3-21-1です。

アクセス

本社境内にある摂社・末社(宮乃咩神社、松尾神社、巽神社、水神社、稲荷神社、住吉神社・大鷲神社、東照宮)は、大國魂神社の境内を参拝すれば、そのまま巡ることができます。

  • 京王線「府中駅」南口から徒歩5分
  • JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」から徒歩5分

一方、国府八幡宮・坪宮・瀧神社・天神社は境内から離れた場所にあります。徒歩で回る場合は距離があるため、時間に余裕を持って計画するか、事前に地図で位置を確認しておくことをおすすめします。特に瀧神社は本社から東へ約1.5kmと離れているため、車や自転車の利用も選択肢になります。

注意点・知っておきたいこと

  • 各社の詳しい参拝時間や御朱印の対応については、公式サイトに個別の記載がありませんでした。社務所(042-362-2130)へ事前に確認すると安心です。
  • 境外にある国府八幡宮・坪宮・瀧神社・天神社は、住宅街や神社から離れた立地にあります。参拝の際は周辺の交通や私有地に配慮しましょう。
  • 水神社の御水取りをしたい場合は、公式サイトでは持ち帰り用の容器について明記されていませんが、持参する場合は空のペットボトルなどが目安になります(他の参拝者向けサイトの情報であり、公式サイトでの確認はできていません)。

よくある質問

Q. 大國魂神社にはいくつ摂社・末社がありますか?

公式サイト「境内のご案内」で個別に紹介されている摂社・末社は、境内にある7社(宮乃咩神社、松尾神社、巽神社、水神社、稲荷神社、住吉神社・大鷲神社、東照宮)と、境内から離れた4社(国府八幡宮、坪宮、瀧神社、天神社)です。このほかにも境内には多くの祭祀の場があります。

Q. 安産祈願ができるのはどこですか?

宮乃咩神社が安産の神として知られており、例祭の7月12日には安産特別祈願祭が行われます。

Q. 金運や商売繁盛のご利益がある社はどこですか?

大鷲神社が「おとりさま」として開運・商売繁盛の神とされ、11月の酉の日には熊手市で賑わいます。

Q. 全部の社を回るのにどのくらい時間がかかりますか?

境内にある7社だけであれば、本殿参拝とあわせて30分から1時間程度が目安になります。境外の4社もあわせて回る場合は、移動時間を含めて半日程度を見ておくと余裕を持って参拝できます(あくまで目安であり、公式な所要時間の案内ではありません)。

まとめ

大國魂神社には、本殿のほかにも安産・酒造・芸能・金運などさまざまなご利益で知られる摂社・末社があります。境内にある社は本殿参拝のついでに巡りやすく、少し離れた国府八幡宮・坪宮・瀧神社・天神社は、時間のあるときにあわせて訪れてみるのもおすすめです。参拝の際は、各社の由緒を知ったうえで手を合わせると、より府中の歴史を身近に感じられます。

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